朝起きたらとんでもないワールドレコードが叩き出されていました。9秒58!北京オリンピックでボルト自身が欽ちゃん走りで出した9秒69を0.11秒も短縮した記録。未だかつて男子100mで0.1秒以上も一気に短縮したことなんてあるのだろうか。恐るべし、ウサイン・ボルト。
もし観ていない方はyoutubeで探すと世界各国の言語でこのレースが紹介されているので、適当な動画を探してください。スタートで出遅れるどころかほとんどゲイと同時にスタート。それからは独壇場。一歩一歩抜き出ていってそのままゴールへ。20メートルラップでも全てゲイを上回ったとのこと。
スタートのピストルからの反応時間は、ボルトが0秒146だったのに対し、ゲイは0秒144とわずかにゲイが速かった。だが、最初の20メートルはボルトが2秒89、ゲイが2秒92と早くも逆転。ボルトが北京五輪後に練習してきたスタートの技術が磨かれたことを示した。ボルトはその後も20メートルを1秒75、1秒67、1秒61、1秒66とすべてゲイを0秒02~03上回った。
世界陸上:世界新・ボルトのラップ、ゲイをすべて上回る
また、タイムを0.11も短縮したにも関わらず、歩数は北京と同じ41歩だったそうで。つまり歩幅を変えずに回転力を上げてきたということ。スタートの反応だけでなく純粋な速度も上げてきた。
ボルトのスタートの反応時間は、北京の0秒165に対し、0秒146。苦手のスタートを大幅に改善した。さらに、ボルトが百メートルに要した歩数は、北京、ベルリンとも同じ41歩。タイム短縮は、足の回転が速くなったこともある。196センチの長身ながら、183センチのゲイと変わらぬピッチを刻み、平均2.4メートルを誇るストライドの違いで勝負は決した。
世界陸上:人類最速ボルト、自信に満ちあふれ 男子百決勝
ちなみにボルトの好物はチキンナゲットらしい。
16日の陸上男子100メートル決勝で9秒69の世界新を出したウサイン・ボルト(ジャマイカ)のスタミナ源はイモだった。ボルトの父ウェレスレイさんがロイター通信に対し「ウサインはジャマイカ北西部のヤマイモを食べて育った。地元の人は治癒力があると信じている」と語った。
ただ、ボルト自身はレース当日、チキンナゲットを食べていた。普段から朝食を取らないというボルトは、午後8時過ぎ開始の準決勝を前に「午前11時起床。テレビを見ながらナゲットをつまんだ。2時間、昼寝してからまたナゲットを食べ、競技場に来た」という
ボルトの秘密、イモにあり?
ベルリンの100m決勝当日のランチでもチキンナゲットを食べていたが、アサファ・パウエルにはそれってどうなの?と突っ込まれたらしい。脂っこいし消化悪そうだもんなぁ。ナゲットは。
-レース前に(好物の)チキンナゲットは。
パウエルに「ナゲットはないぞ」と言われたけど、見つけた。昼にたくさん食べた。
「史上初だから誇り」=ボルト、格別の9秒58-世界陸上・一問一答
ボルトは1986年8月21日生まれの22歳なのでもうすぐ誕生日。世界新記録を更新して充実した22歳は23歳ではどんなパフォーマンスを魅せてくれるのか。日本でも走って欲しいな。