石川遼のミズノオープンでのスイングについて、雑誌かどこかのブログの解説者が説明してくれるのを待つ間、こちらでもスイングをじっくりと見てみることにしました。ドライバーショットとアイアンショットのスロー動画を観察してみます。
まずはドライバーショットから。
右脚に体重を乗せてトップまでバランスの良い形です。ちょうど後ろに白い服を着た人がいるので、右脚膝の位置がほとんど変わらないことが分かりますよね。トップからインパクトに掛けて、右脚から左脚にもの凄い重心の移動が見て取れますが、これだけの移動にも関わらず左脚付け根の股関節部分の位置はほぼ変わらないので安定したインパクトからフォローを作れているのでしょう。今までドライバーショットはフィニッシュで崩れたりすることが良くありましたがトップも非常に安定しています。
石川遼前面
次はアイアンショット。
ドライバーに負けず劣らず躍動感のあるスイングです。やはり以前に比べて下半身の安定感が増しているのか、左脚股関節部分の軸が安定しているように見えます。
石川遼後方アイアン
つまり今回のスイングのポイントは下半身の安定化ということと言う事でしょうか。そう言えばJGTOのサイトでもこんな記事がありました。
最大高低差43メートルのコースで、どんな傾斜地からも姿勢を崩さずぴたりと距離感が合わせられるのは、不安定な台の上で目を閉じて片足スクワットを繰り返すなど、常に軸のぶれないバランス感覚を養っているからこそ。
石川遼は「聖地でも、自分の持ち味を出したい」
バランス感覚を磨くトレーニングが安定化に繋がったのかもしれません。バランスディスクの上で目を閉じて片足スクワットやってみよう。