この1ヶ月ほどiPhoneはあまり活躍していなかった。イヤフォンが中途半端に壊れてしまい、iTunesとして使っていなかったから。こんな壊れ方をするのかと不思議に思うのだけど、綺麗にボーカル部分の音が出なくなってしまった。最初は面白がっていたが、ボーカルのある音楽は声と詩も含めて1つの曲。そろそろ音楽のある生活を、と言う事でイヤフォンを購入することにしました。そして選ばれたのがEtymotic Research hf5。以前使っていたER-4Cに続きEtymotic Research社の製品は2回目の採用です。
今回のイヤフォン決定のポイントは3つ。価格、音質、音抜けです。
まず価格。価格帯でミドルレンジの層を狙う事にしました。勝手ながらイヤフォンの価格帯を3つに分類すると、エントリーモデル(~1万)、ミドルレンジモデル(1万~3万)、ハイエンドモデル(3万~)になります。メーカーによって特徴はありますが、大体このレンジ別に各社製品の品質を設定しており、文字通り価格によって性能が比例する状態です。
携帯音楽プレーヤーで聴くときの音質は、曲データの品質、また再生機の能力、そしてイヤフォンの性能により変わります。iTunesユーザーの場合、曲はiTunesからの購入だと品質は決まっていますし、またiPod、iPhoneの再生能力も決まっています。だから努力して改善出来る部分は基本的にイヤフォンだけです。
通勤時間や何かしらの空き時間、また資料作成時間など音楽を聴くタイミングが多く、どうせ聴くのであれば綺麗な音で聴きたいと思っています。今回なぜミドルレンジにしたかというと、今回買う動機付けにもなった、故障、ということですね。携帯して使う以上、持ち運んであらゆるシーンで使います。使わないときはバッグの中にざっくりと入れてしまうので、断線する可能性は否めません。今まで使ってきたイヤフォンは、ER4にしてもSHURE E4c、思い出せませんがSONYの数々のイヤフォンたちにしても、断線してしまい買い換えに至っているんですよね。自分の利用方法では今後も断線するでしょう。断言できます。変える気もとくにありません。どうせまた壊れるのだから、高いイヤフォンは勿体ない。
次に音質。今回は有楽町ビックカメラに並ぶ数多くのイヤフォンを自前のiPhoneに付けて視聴しましたが、この価格帯で飛び抜けて解像度に優れていたのがhf5でした。Etymotic Researchらしい原音忠実系のクセの無い、そして細やかな音を届けてくれます。またhf5の商品紹介に記載のある今作品の特徴の1つ、低音に厚みを持たせたとの事ですが、こちらはなかなか控えめな印象を受けます。でもそれも含めてER4Cを聴いたときの感慨を思い出しました。
ER4シリーズ、ER6シリーズで培われた高い音質と遮音性能はそのままにデザインをよりスタイリッシュにアレンジしたhf5がデヴューいたしました。ケーブルも更に耐久性の高いものに変更され、タッチノイズの軽減も図っています。 ER4シリーズの解像度の高さに加え低域にやや厚みを持たせ絶妙のチューニング。全てのポータブルプレーヤーで楽しくリスニングできるイヤフォンです。
Home > Etymotic Research > hf5 〈NEW〉
そして音抜け。今回はこれ以外に、Bose in-ear headphones、Victor HP-FX500、そしてhf5を含めて3つの中で考えていました。この2つも価格帯をクリアし、そして音質も、Boseの聴いていて楽しい音に変換された感じも、HP-FX500の木を使った優しい音も悪くなかったのですが、この2つはスピーカー部分の後方に空気の抜ける穴が空いていて、音抜けを良くしているんですよね。静かな電車の中とオフィスの中だと音漏れが心配です。hf5は耳栓なので、音漏れの心配よりも、周りの音が聞こえない事が問題になります。
そんなワケで、今回はEtymotic Research hf5へと至りました。今年はこのイヤフォンで音楽聴きます。
Etymotic Research hf5