メトロノームを利用したスイングテンポの構築

以前から挑戦したいと思っていた、メトロノームのテンポに合わせたスイングリズムの構築に向けて、耳に付けられる小さなメトロノームを仕入れました。

米女子ゴルフの今季メジャー第2戦全米女子プロ選手権の出場より、国内のサントリーレディスにホステスプロとしての出場を選択した宮里藍。初日に苦戦して予選通過すら危ぶまれましたが最終日には17位まで浮上。大会の盛り上げへの貢献と、相変わらずのポジティブインタビューで変わらない姿を見せてくれました。そんな宮里藍の国内戦出場のニュースが出ていた頃に、ふと昔のあるニュースを思い出しました。

藍、パット矯正に携帯メトロノーム

振り返ると2007年5月と2年前の記事。記憶とは忘れているようで、ふとしたタイミングで思い出します。そういえばメトロノームのリズムに合わせてスイング練習は耳にしていたけども、そうかパッティングの練習にもなるんだよな…と考えたことを。と言う事でこれも何かの縁。早速ゴルフ用メトロノームを購入しました。

ゴルフ用のメトロノームは幾つか種類があります。万歩計のような形で音が鳴るタイプ、腕時計のタイプ、そして耳に付けるイヤフォンタイプ。性能はどれも同じでテンポを設定して音が鳴る事。それ以上の機能はいりません。違いは前者2つは音が自分だけではなく周りの人にも聞こえてしまい迷惑になる可能性が高いこと。後者のイヤフォンタイプは耳のすぐそばから聞こえるので自分だけしか聞こえません。自分のプライベート練習場があるのなら良いですが、ゴルフ練習場での環境を考えるとイヤフォンタイプが良さそうなので、3番目のタイプを選びました。


イヤゴルフ DAIYA GOLF

早速付けてみると、普通のイヤフォンのように耳に入れ、さらに耳たぶにクリップしてスイング中にも落ちない便利設計です。またリズムも40~208ビート/分で1リズム単位で設定できます。当然リズム表示ディスプレイ付き。素晴らしい。

次はどんなリズムでスイングすると良いのか。イヤゴルフの説明書には女性は60ビート/分、男性は70ビート/分くらいでまずは練習を、とざっくりと記載はあるけれどもそれってどんなレベルの数字なのかが分からない。そう思って調べていたらさすが90を切ったら理解できるレッスン書、72ヴィジョンGOLFに説明がありました。

テンポとヘッドスピードの相関

テンポ(beat/s) ヘッドスピード(m/s) 飛距離(目安)(yard)
50 30 180
60 35 210
70 40 240
80 45 270
85 50 300
90 50~ 300超

トッププロのスイングテンポ

名前 テンポ(beat/s)
近藤共弘 96
タイガーウッズ 93
石川遼 88
片山晋呉 85
谷原秀人 85
横峯さくら 78
上田桃子 72

出典:72ヴィジョンGOLF Vol.16

近藤ってタイガーウッズよりもヘッドスピードあるんだ、と他の事に感心しつつも、この本ではリズムの掴み方について、最初はゆっくりのリズムから練習して段々早くして打ち、そのうちにリズムを上げても飛距離が変わらなくなるレベルがあるという。そのリズムが自分の基準リズムということなので、自分のヘッドスピードが45ビート/分だからリズムは80ビート/分だと決めずに、まずはゆっくりからやってみよう。

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メトロノームを利用したスイングテンポの構築 への2件のコメント

  1. 欽ちゃん より:

    調子のいいときって、結果的には一定のリズムでスイング出来てると思います。
    駄目な時はほぼ間違いなく、リズムが早くなって「打ち急ぎ」状態になってると、自分でも解ってるんですよね。
    メトロノームで、そのリズムを耳で覚えこんでしまうってのは、正解の一つなんだろうね。
    私も試してみたいです。

  2. redwood より:

    実際に試してみた感想としては、なぜもっと早くからメトロノームに取り組まなかったのかと思います。仰るとおりリズムが崩れなければ球も暴れる事が少なくなるんですよね。
    打ち急いだときが、あからさまに分かります。
    この耳に付けるタイプ、スイング中も安定して落ちませんし、周りに音で迷惑かけることも無いのでお奨めです。

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