三菱ダイヤモンドカップゴルフ2009の2日目は、本州が低気圧に包まれる中で吹き荒れる強風によりほとんどのプロがスコアを落としていた。石川遼も例外ではなく+8の80。それでも予選を通ったのだからこの日の強風具合を伺える。今年の石川遼はアメリカメジャー参加のニュースばかりが目立ち、まだ目立った成績を残せていない。スイング改造の影響なのかもしれないが、今年も早く爆発したプレーを見せて欲しいところ。そんな石川遼のスイングを今回は見てみます。
まずは後方視点から見たドライバーのスロー動画。オンプレーンではなくシャットにクラブを上げて、綺麗なトップに収まっています。インパクトでは既に腰が打球の方向を向いている早い切り方。フォローでのクラブの動かし方も綺麗ですね。
Ryo Ishikawa – swing vision – PGA TOUR Rookie!!!!
次は正面から見たアイアンショット。インパクトでは右脚の力を左側に飛ばし、完全に左脚に重心の移っていることが分かります。
Ryo Ishikawa – swing vision – masters debut !!!
3つ目はArnold Palmer Invitationalでの練習風景。約7分もあるのでのんびりどうぞ。アプローチショット、アイアンのフルショット、そしてドライバーショットへと続きます。ドライバーから多分この風貌はマイク小西でしょう。彼が登場して何かしらをコーチしていますね。
ryo practice
最後に、PGA TOURが提供するPGA TOURのデビュー戦、2009 Northern Trust Openの初日ハイライト。こうやってPGA TOURがYoutubeに動画を公開してくれるのはとても有り難い。
Ryo Ishikawa’s Debut: Round 1 Highlights
石川遼のスイングは、個人的な印象としては非常に思い切りの良い振り切り型のスイング。昨年の後半のように調子がはまれば強いのだけど、現状のように改造中だったり、不調だったりするともうスコアを作れなくなる。また多少インパクトで腰の切りも早い印象を受ける。腰が打球方向を向いた状態では腕がブレやすい。今は飛ばす事重視なのだからそれくらいの重心の移動が必要なのだろうけど、タイガーウッズですらスイングマネジメントを行っているのが現在のゴルフ。果たしてこの時代を超えるゴルフがあるのか、それともいつか学ぶ事になるのか。今後の石川遼のスイング動向も楽しみです。
ピンバック: ゴルフスイング基本上達法
スイングがきれいですね