先日、今年の3月にオープンしたIL Casitaに行ってきました。Casitaは青山と麻布十番に続き、赤坂へと進出。今までの2拠点はフレンチだが、赤坂ではイタリアンに変えてきた。変わらないのはホスピタリティ。そこに元気が加わったレストランです。
IL Casita ITARIAN RESTAURANT イルカシータ イタリアンレストラン(赤坂)
“食べもの屋ではないレストランをつくりたい”と、サービスやサプライズに徹底的にこだわり、Casitaブランドを確立させてきた高橋オーナーだが、今回の新店は、“シンプルで、美味しくて、どこか懐かしくも、男らしい料理”をテーマに、同社としては料理を主にした初のイタリアン業態の出店となる。既存店とは違い、記念日など特別な日ではなく、デイリーユースに気軽に足を運んでほしいと、客単価も青山本店の13,000円に対して、赤坂店は8,000円と敷居を低く設定。青山に移転する前の六本木Casita初期のような雰囲気の“原点回帰”の店にしたいという。
シェフは、イタリアン一筋にサバティーニなど数々の名店を経て、3年間イタリアで経験を積んだ料理長・秋田和則氏を筆頭に、星付きリストランテ出身の料理人達を揃え、メニューは、おすすめが2人前からオーダーできる「海の幸のスパゲッティーニ」(3.200円)や、埼玉の指定農園から届く「ミックス農園ハーブサラダ」(950円)、愛知県蒲郡産のアサリを使用した「旬のアサリのスパゲッティーニ」(1,780円)、「松坂豚のミラノカツレツプリマヴェーラ風」(3,200円)などで、産地や素材にもこだわりを見せる。コースは「IL Casitaお試しコース」(5,500円)、から「シンプルイタリアンコース」(7,900円)、「シェフズスペシャル」(12,000円)の3コースを用意した。
サービスでは基本的に、既存店のような手の混んだサプライズはないというものの、例えば、ドリンクでは客席の目の前で食前酒を作って提供するワゴンサービスを取り入れたり、キッチン回りをぐるりと囲むショーケースに食材を並べ、市場のように食材を試食できるなど、やはりCasitaならではのパフォーマンスとホスピタリティを体感させてくれそうだ。
【ニューオープン】カシータが赤坂・一ツ木通り「Hitotsugi Lip」に、ニューコンセプトのカジュアルイタリアン「IL Casita(イル カシータ)」を3月24日オープン!
この紹介文を読むと日本原産の食材をイタリアンベースで調理して食べさせてくれるらしい。また店内も市場の雰囲気を醸し出すレイアウトと、やはり元気なイタリアンという印象を受ける。それにCasitaの過剰な(笑)ホスピタリティが融合したら、とんでもなく明るいレストランなんじゃないかと想像しながら行ってきました。
場所は赤坂サカスすぐ側のHitotsugi Lipの5F。エレベーターで上がってドアが開くとたくさんの従業員が元気よくお出迎え。やはりこうくるよね。たぶんイタリア語でこんばんわとかようこそとか挨拶しているに違いない。店内はやはり他のCasitaと違い少し明るめで食材のショーケースが一段と輝く設定。店内の席数は思ったより少なめだが、広さを贅沢に使った席配置。
席に通されてドリンクオーダーを受ける時もポイントが高かった。ノンアルコールのメニューを見てから、柑橘系で、でも甘くなく、食事の一杯目に合うカクテルが欲しいな~のような事を呟いたら、では、新鮮なフルーツをベースに作りますね!と言って持ってきてくれる。何のフルーツを入れてくれたのかはもう忘れてしまったが^^;、複数のフルーツを入れてくれたノンアルコールカクテルは、それぞれの味が喧嘩せずすっきりとした味わいでまとまっていて、とても美味しかったです。
料理はワゴンで席まで持ってきてくれて、1品1品説明してくれてからチョイスしたりと、コースでも料理を流れで持ってきてくれるだけでなく、お店と客の会話で変わっていく感じはなかなか楽しい。またウェイターはやはり溢れる笑顔に磨きが掛かっています。
雨が降っていたせいかそれほど店内は混んでいなかったが、他のCasitaのように積極的にウェイターが話しかけてくる事も無く(一度行ってみると分かるが、麻布店はトークもメニューにあるのかの如く、です)、かといって話しかけてくるときや、料理を説明してくれるときは笑顔を惜しみなく提供してくれる、バランスの良いレストランです。そう、最近何かと疲れ気味な自分にとって気持ちの良い元気でした。元気も貰ったし、もう少し悩むか…。
IL Casita Italian Restaurant (イル カシータ)