プーマ セルツアーサドルSPの靴底に惹かれる


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icon最近のPUMAはスタイリッシュだ。デザインと機能をスマートに、かつアグレッシブに融合させている印象を受ける。機能に走ったアディダス/テーラーメイド、トップアスリートからのコマーシャルで落とし込むナイキ、それらスポーツブランドに対して今最も輝いているのがPUMA、そんな印象を受ける。そんなプーマの2008モデルのゴルフシューズ、セルツアーサドルSPにニャーっとやられました。

なぜ最近のPUMAはこんなにも輝いて見えるのか。実はPUMAは昨年2007年にグッチ(Gucci)やイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)などの高級ブランドを傘下に置く仏流通大手PPR(Pinault-Printemps-Redoute)に買収されて以来、高級スポーツブランドへと大きく舵を切っていた。これにより以前のような大衆スポーツブランドとしてその他大勢ブランドに埋もれていた状態から抜け出す事に成功。革新的なデザイナーを投入してブランドの刷新を図っている。日本でも六本木の東京ミッドタウンに旗艦店舗をおいたり、ゴルフでは男子に谷原秀人、女子に古閑美保とプロゴルファーのビジュアル系も押さえて勢いは増す一方だ。

さらに今年2008年にはクリエイティブディレクターにフセイン・チャラヤンが就任。彼のデザインに対する考え方にはとても共感を持てます。実際に彼の指揮でのデザインは2009年秋からのようですが、今後もPUMAの動向に期待。

フセイン・チャラヤンの服装を表現することはとても難しいです。とても哲学的で建築的(建造物のような印象を与える)ですが、それでいてミニマルでシンプルなのです。徹底的に考えてた上で最小限必要なものを服に詰め込んでいくイメージでしょうか。その分ディテールへのこだわりが非常に強いです。本人は下記のように語ります。

「何かをデザインするのは、機能があってこそなのです。そのためデザインは最終的にミニマルに帰着します。しかしその作品の中にたくさんのリサーチや思想が詰め込まれていいるという意味ではミニマルではないのかもしれません。アイデアを付け足していく過剰なデザインは、ごまかしが利くので、好きではないです。アイデアをまとめることの方が難しいのです。」

ショーや服を見てもアイデアは独特です。蜘蛛の巣を彷彿とさせるマクラメのドレス、シフォン製のドレスをヘリウムいりの風船からぶら下げる、仕立てあげた服に光る航空経路のパターンを施す等、そのときのテーマによりさまざまです。シンプルな中でアイデアが凝縮され、ディテールへのこだわりがあります。深いですね。ヴィクター&ロルフやマルタン・マルジェラ などに興味がある方は一度チェックされてもよいかもしれません。

フセイン・チャラヤン:Hussein Chalayan

さてさて、話が横道に逸れましたがプーマ セルツアーサドルSPの写真はこちらを御覧下さい。

まずは外観から。この写真は内側から見た写真ですが、ジャンピングキャットを大胆に配置した可愛いデザイン。また上記写真の通りつま先にもワンポイントのプーマを置いて、両面共にプーマが見えるデザインになっています。

PUMA セルツアーサドルSP 横

次は靴底。ここでは外側の底が外に出っ張っている所に注目です。PUMAによると、アウトリガーアウトソールというスエーを防止する技術を投入しています。ゴルフでダフったりトップしたり、また球が曲がるのは、スイング中のスエー(スイング軸がぶれる事)発生が大きな理由となります。重心を安定させたり、スイング中の膝位置に気をつけたりと、意識する所は多々ある中でそのミスを抑制してくれる、らしいです。
また靴裏にもやはりジャンピングキャット登場。安定したスイングフィニッシュをしたときに登場する可愛いやつです。

PUMA セルツアーサドルSP靴底

と言う事で、今回はこのセルツアーサドルSPを購入してみました。今まではアディダスのシューズを使っていましたが、足に合わないのかプレーしているとよく足が痛くなってしまいました。やはりサイズがあったからと言ってバーゲンで安く仕入れたのがまずかったのか。新しいシューズでの今後のプレーに期待です。

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