米国ツアー第10戦ポッズ選手権で今田竜二が2位タイに入った。これでUSPGA賞金ランキングは9位、FedEx Cupポイントランキングで7位と、名実共に日本を代表する世界で戦うプレーヤーだ。途中経過としてでも、全米男子でここまでの成績を残した日本人はかつていなかったのでは。現時点で日本人で最高のゴルフプレーヤーの1人と言っても過言ではない。今田竜二はもっとマスコミに取り上げられ、賞賛されるべきだ。
今季は6試合に出場して、「ビュイックインビテーショナル」で単独2位を最高に、既にトップ5フィニッシュを3回も成し遂げている。入賞率5割だ。ビュイックインビテーショナルは超人タイガー・ウッズの圧勝劇だったため、単独2位の今田は人間としては最高位と言える。
BEST FINISHES 2008
2位 | 2008 | Buick Invitational |
2位タイ | 2008 | PODS Championship |
5位タイ | 2008 | Northern Trust Open |
16位タイ | 2008 | Bob Hope Chrysler Classic |
69位タイ | 2008 | Sony Open in Hawaii |
この結果、USPGA賞金ランキングは9位で$1,175,547、つまり日本円にして1億1900万を稼いでいる。たった6試合で昨年の日本の賞金ランキング3位のB・ジョーンズ(20戦)を抜いてランクインしてしまう稼ぎっぷり。この調子でいくと来月中には日本の賞金王の賞金総額を抜いてしまう勢いだ。恐るべき今田竜二、そしてUS PGAツアー。
勿論、この賞金額の高さはUSPGAだから実現していると言えるが、技術も日本人としてトップレベルだ。現状の統計はこちらから。
PGATOUR.com – Ryuji Imada’s Official Profile
2007年度の日本ゴルフツアートーナメントの統計結果から特筆すべき項目を見てみる。
平均ストローク(Scoring Average):1位(US:8位)
リカバリー率(Scrambling):1位
平均パット(Putts Per Round):2位(US:7位)
平均ストロークが1位なのは流石。特徴はリカバリー率の1位と平均パット数の2位。ドライビングは274.7ydと平均的だが、ドライバーが曲がろうと2打目がグリーンに乗らなくとも、寄せ1のパーで上がれる確率が非常に高いと言うことだ。アプローチには定評のある今田だが、それは統計にも表れている。そしてパッティング。パットイズマネーを体現しています。
そんなこんなで実績でも統計上での日本人最高峰の今田竜二。マルちゃんも良いけど、マスコミの皆さまにはもっと今田竜二を扱って欲しい。