FreeRiceは、同じ意味を持つ英単語を4択で選択するクイズで、正解すると10粒のお米をWFP 国連世界食糧計画に寄付するというサイト。2007年10月7日の開始以来、約1ヶ月後の11月19日時点で2,840,667,010粒のお米を提供する事になっているそうで、最近話題らしい。皆さんもやってみましょう。
FreeRice has two goals:
1. Provide English vocabulary to everyone for free.
2. Help end world hunger by providing rice to hungry people for free.
This is made possible by the sponsors who advertise on this site.
FreeRice
WFPからとても感謝されているようで、以下のコメントが寄せられている。
“As we give thanks for what we have, there is a fun way to do something for those who have less. Click on FreeRice ,” said Nancy Roman, WFP’s Director of Communications.
Click on FreeRice.com to feed a child on thanksgiving | WFP – Latest news – News – Press Releases
「FreeRiceは、口コミマーケティングの成功例」とWFP。「飢餓との戦いでは、1粒1粒の米が重要だ」とコメントしている。
飢餓撲滅のための「ボキャブラクイズ」サイト、10億粒の米を調達
提供するお米は広告費で賄っているそうで、画面の下の方には広告が表示されています。なんとなく、どのくらいの広告費があればどの程度のお米を寄付出来るのだろうと思い、最近の日本のお米の価格を調べてみました。
おコメの価格形成や流通は財団法人コメ価格センターという団体が行っているそうで、「米穀について、入札の方法等について産地品種銘柄ごとの需給動向及び品質評価を的確に反映した適正な価格を形成し、① 米穀の取引の指標として、その円滑な取引に資するとともに、② 需要に対応した生産の誘導、流通の活性化及び消費者の適切な選択に資する。」、という目的の元に活動を行っているそうです。へぇ。
そのコメ価格センターによると、日本人の米の1人1か月当たり消費量は年々減少しているらしい。確かに、これだけ身の回りに美味しい食材があり、お店が増えている状況で減らない方が不思議だ。
さて、このおコメの価格だが、高いお米もあればお求め安いお米もあるので一概に幾ら!というのは難しいが、とりあえずひっくるめて試算すると平成19年度平均で14,641円/60kgとの事。消費量の減少は人気の現象でもあり、平均価格は年々右肩下がりに値下がりしています。
ちなみに何で60kg単位で集計を取っているのかと思ったら、1俵の重さをキログラムに直すと約60kgだったと言うのが起源だそうです。
この他に『俵』(ひょう)という単位 があり、時代劇などで米百俵という言葉が出てきます。尺貫法の時代、日本では米の容器として稲わらで編んだ俵(たわら)というものが使用されていました。これは米4斗入りです。昔の力自慢の人はこれを軽々と担ぎましたが、メートル法に換算すると60キログラムあまりの重さだったのです。
昔の単位知ってる?
さてさて、と言う事は1kg平均では244円になる。精米されたおコメは1粒0.02gくらいなので、1kgのおコメは何粒くらいあるのかというと約50000粒になる。(お米Q&A : お米1キログラムには何粒ぐらいお米が入っているのですか? /他- 米ネット)つまり、今回クイズの正解毎に10粒寄付すると言うが、それは0.0488円というわけだ。これはこれは。
さて、次は広告費。使っている広告はリンクシェアとGoogle Adsense。このサービスを用いた広告収入は推して知る事が出来るので、非常に容易に広告費を集めている事が分かる。そして2,840,667,010粒のお米を提供に必要な金額は13,863,402円。やらぬ善よりと言う言葉もありますが、なかなかいいボランティア活動の模様ですね。
皆さんも広告費を活用してボランティアを訴えてみませんか?