今年もこの季節がやってきました。第40回を迎えた東京モーターショー2007 in 幕張。 今年のテーマは「世界に、未来に、ニュースです。」と言う事で、コンセプトカーや環境に対する各社の対応を楽しみにしていた。こういうイベントにデジカメは欠かせないので、幕張に赴く前に有楽町ビックカメラに寄ってPanasonic LUMIX DMC-FX33を購入。早速会場入りしてきました。
会場は大きく4つのブロックに分かれていて、車を扱う東、中央、西。二輪やその他を扱う北ホールがある。入り口で入場券を購入してホールに入ると中央ホールから入る事になるが、端から順番に見て行きたいので東ホールから登場。まずは光岡自動車の「大蛇・兜」がお出迎えしてくれた。大蛇は八岐大蛇をイメージしたデザイン、日本のスーパーカーの具現化した車として一躍有名な存在となり、2001年、そして2003年の東京モーターショーでもコンセプトカーとして出品され、ついに昨年10月に発売された。展示してある大蛇・兜はその姿をさらにアップグレード。大蛇に、日本古来の「兜・鎧・甲冑」を言った類を見立ててリデザインしたもの。その姿、その威圧感は写真で見たとおり。スポットライトを浴びるその姿は圧巻。こういう車が日本車として発売されているのだから思わず誇らしくなってしまう。
次に目に飛び込んできたのは愛車RX-8のメーカーであるMAZDA。先日の日記で触れたLA AUTO SHOWのデザイン部門に出品されるマツダのコンセプトカー「元就 / motonari rx」は今回の東京モーターショーに出品はされていないが、もう1台のコンセプトカーが出品されている。『流 / NAGARE』、『流雅 / RYUGA』、『葉風 / HAKAZE』とコンセプトを成熟させてきて、この系統のクライマックスに位置づけてきた4代目、『大気』。「空気の流れが目に見えるデザイン」の追求から作られた流れるようなエクステリアデザイン。また「鯉のぼり」をコンセプトにしたインテリアはまさに機能美すら覚える。いや~早く発売して下さい。今回のマツダブースは過去のコンセプトカーを一同に並べるコンセプトデザインブース。でもさりげなくRX-8も置いてくれていました。またRENESIS(ロータリーエンジン)のモデルも展示しています。
そしてポルシェ、ジャガー、メルセデス、フェラーリと見ていくがここは参考展示車はあるものの、突き抜けたコンセプトカーはおらず適宜写真を取りながら観賞。 ここで一段と人だかりが見えてくる。NISSANブースだ。先月姿を現したGTRが目玉に違いない。一般公開としては今イベントが世界初との事。 人垣を掻き分けて(今開催で最も人を集めていたのはNISSANだと思う)GTRに近づこうとしたが、近づいても近づいても人が^^;腕を伸ばし上からデジカメ撮影を試みても前にも同じような行為の人がいるので、上手く撮れず…。なので写真はこちらから。GTRの断面の展示だけは撮れたので載せておきます。
NISSANブースではもう1つ、コンセプトカーとしてPIVO2が展示されている。この車は乗車している本体がタイヤとは別に360度回転できるので、なんと90度に曲がれたりできる。だから縦列駐車も圧倒的に簡単にできるし、狭い路地もカクカク動けそう。なぜかコックピット部分にロボットのようなやつがいて、ドライバーの顔画像を認識。ドライバーの表情に応じて元気付けの言葉とかを語りかけてくれるらしい。すごい…。
その後はホンダ、Alfa Romeo、BMW、プジョー、スバル、ランボルギーニと見てトヨタへ。と言ってもトヨタはダイハツも繋げて大ブースを組んでいるが目新しい車もいない状況。スルっと抜けてくる。時間も遅くなっていたので北ホールの二輪は見ないで幕張駅へと足を向けました。
例年通り楽しかったです。個人的に惹かれたのは光岡自動車の大蛇とマツダの大気。やはり変わった形の車に惹かれてしまう。賑わっていたブースランキング(人数/敷地面積)は、1位日産、2位マツダ、3位光岡だったと思います。来年も期待しよう。