ピナコテーク・デア・モデルネ

au design projectの4モデルがMoMA (ニューヨーク近代美術館) のコレクションに選定された。

INFOBAR、talby、neon、MEDIA SKINが選定されたが、最も完成度の高いデザインはINFOBARだと思う。1990年代から2000年代初期はストレート型携帯電話が主流だったが、その殆どは骨董品のような、いやいや家庭用電話子機のような風貌であったが、INFOBARは現在使っても最近のデザイン重視端末に遜色の無いシンプルであり、また豊かな色彩と形のデザイン。これは殿堂入りして過去に引き継いで良い端末だと思う。取り合えずプリペイド携帯端末として契約しようと何度も考えて思いとどまった経緯を思い出した。

http://www.kddi.com/corporate/news_release/2007/0115c/sanko.html

http://www.rbbtoday.com/news/20070115/37561.html

美術館は好きなものの1つだが、その中でも近代美術館はとても好きだ。感覚が触発されて想像力が広がる。いつぞやマイミクの2人とミュンヘンに行ったときにアルテ・ピナコテーク(古絵画館)、ノイエ・ピナコテーク(新絵画館)、そして各種グラフィックアートやデザインを展示するピナコテーク・デア・モデルネ(近代絵画館)を巡った。大英やルーブルのように限りないような広さは無いが、それぞれのテーマで3つに分かれていて見易く、そして見応えがある。特に気に入ったのがピナコテーク・デア・モデルネだった。時代の流れに応じて工業用品がデザインを組み込んで生きた製品と化していく流れに時代の動きを感じた。デザインはその価値を理解しないと「見た目重視」と誤った見方や生産をされてしまうが、生きたデザインはそれそのものが機能であり論点と成り得る。近代美術館はまさにそんな機能美を多く実感できる。

ちなみに機能美とは、デザインそのものが綺麗だ、美しい、と言うものではない。

大辞林「実用品として作られた物が、その機能を十分発揮することで発現する美」

広辞苑「機能本位で余分な飾りもない所から感じられる美しさ」

勿論今はデザインそのもので商品を売る時代になっているけど…。

MoMAは行った事ないんだよな。行かねば。

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